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2012/02/03

まだ、ジャガーが獰猛だった頃のジャガー

1956 Jaguar D-Type Long Nose XKD605

Weber: 45DCO4 x3ファンネルは長くトルク重視? タイヤは ダンロップCR48(R6)






資本主義そのものの崩壊すら危惧され始めた世の中。
呑気にクルマの話など止めよう思っていたが、
これは人類の文化遺産、芸術品の鑑賞は許されるだろう。
JAG technic により1100万ドルを費やして、
復元されたと言う貴重なワークスカー393RW、
1956年ロングノーズDタイプXKD605の素晴らしい映像。
ぜひ、フルサイズで「走る芸術」を堪能して欲しい。


1956 JAGUAR D-TYPE 'LONG NOSE' XKD605 / 393 RW
1956 REIMS 12-HOUR RACE: 1st
Duncan Hamilton / Ivor Bueb
1957 SEBRING 12-HOUR RACE: 3rd
Mike Hawthorn / Ivor Bueb

この393RW(chassis number: XKD605)は、
1956年、ダンカン・ハミルトンとアイバー・ビューブが
フランスの「ランス12時間耐久レース」で優勝。
1956年、ル・マン24時間では6位入賞。
1957年、マイク・ホーソーンとビューブにより
アメリカの「セブリング12時間レース」3位
と言う輝かしいヒストリーを持つ。


1951/53年とルマン24時間レースを2年連続で優勝した
Cタイプの後継モデルとして1954年に発表されたDタイプは、
ルマン24時間を1955/ 56/ 57年と3年連続で優勝した。

54年から56年の間に世に出たDタイプは僅か87台。
その中の20台がワークスカーワークスであった。
エンジン: DOHC 6気筒, 3781 cc, 275 bhp
最高速度: 175mph (282 km/h)
コクピット部はマグネシウム製のセンターモノコックで、
その前方に伸びたサブフレームにエンジンを搭載する
従来のパイプフレーム構造の常識を覆す画期的な構造を持つ。
ブレーキはギヤボックス駆動ポンプによるサーボアシスト。
マグネシウム製センターディスクホイール。
ドライサンプのDOHC6気筒3442ccエンジンは、
重心を低めるため左に8度傾けて搭載された。
3基のウェバーによるパワーは275HP/6000rpmを発生。
さらに57年のルマンでは3781ccにボアアップされ、
ルーカス機械式燃料噴射で300HPにまで高められた。



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